バカ

2002年8月18日

僕は長い間かかって、やっとプラスのベクトルへと転化できた。


だけど、それは世間の幸せに包まれると言う事で、
僕はその「人生は楽しい」を思えるいわゆる、幸せ という中にいて
僕は、何にも書けなくなったような気がする。

もうミスチル桜井は、心の奥深くに潜む悲しい曲を生み出す事はできないだろう

この世は作用反作用
それでいて質量保存の法則が成立する

つまりは今までの歴史の中で、マイナスな存在がこの世を圧巻していたとしても
その歴史が必ずしもマイナスだけにはならないと言う事だ。

黒人差別があった。
だからブルースが生まれた。

荘園があった。
だから大地主が生まれた。

僕は今まで、「じゃあブルースを生み出すために黒人差別をしようよ」
とのた打ち回っていたに違いない。
それは理屈上ではそうなのかもしれない。
黒人差別がなかったら、ブルースは生まれなかったのかもしれない。

しかし、何度も言うがこの世は作用反作用だ。

黒人差別のマイナスがなくても、みんなが幸せで平和に暮らしていたとしても、
そこには悪が存在するし、してしまうのだ。
逆に、
黒人差別がなかったとしても、ブルースは生まれてきたのではないのか。

ブルースと言うものは人の心の悲しい部分だ。
それは永遠にこの世から消える事はないであろう。

僕は、理屈をこねまわす事を止めた。
確かにそれでも考えてしまうのが、僕の性格であり、特徴でもある。

しかし、理屈の先に答えはない。

僕は現実や経験の中に答えがあるとも思えないけど、
人生で一番大事な事はわかったつもりだ。

それは プラスの力 なんだ。

人生は卑屈になってはいけない。
じっと歯を食いしばって、忍耐をしなければならない。
理論じゃあない、経験でもない、僕はその人の心 と言いたい。

僕は今プラスの方向にいる。

そこに破綻があるのか、もしくは天上の幸福が待っているのか
それはわからない。
だけど、閉ざされたドアの向こうに待っている もっと大きなはずの
新しい自分に 僕は挑戦する。
そして勝つ。

僕は拳銃を持っている。
そして目の前の何かを撃とうとしている。
でも引き金を引けない。
怖いんだ。

撃ってその目標物が傷つくからではない。
自分が壊れてしまいそうで怖いんだ。
撃った瞬間に仮に幸せになってしまう事も怖い。
もっと不幸になるかもしれない。

いままでの自分が感じていた虚しさなんてモノは
僕の人生のほんのプロローグでしかなかったのかもしれない。
「これからが本当の苦しみの始まりだよ」
と僕を見下ろす悪魔の声が聞こえる。

僕は一人だ。
プラスの力は自分一人で獲得したものじゃあないけど、
でも自分の中から出てきたものには代わりない。
「恋人ができたから強くなれました」とか
「お金が手に入ったんで」
とか外界の力には一切頼ることなく、僕は一人。
それでいて何とか歯を食い縛って生きている。

僕は自分の人生が、最終着駅は見えてるが、そこまでの道のりは
全く持って吹雪に晒されているようだ。
その終着駅でさえ間違いかもしれない。

僕は未だにわからない

それは理屈を考えるからだろう。
そこに意味はあるのか、理屈を考える事に意味があるのかもわからない。
考えれば考えるほど、自分の視界はクリアになり、
「それはいいじゃないか」と思えるが、しかし、
その行く先は、暴力なんだ。

僕のひねり出した答えは 暴力

ファシズムへの答えは出せた。
しかし、、、、しかし、、、だ。
僕はまだ迷っているのかもしれない。
プラスの方向へ走り出す事を。

今の僕には、桜井のように
いま僕のいる場所が 探してたのと違っても 間違いじゃない
きっと答えは一つじゃない

とは言えない。
僕は、答えはやっぱり愛だと思う。
僕は、その答えを手に入れることは簡単だと思っていた。
そこに落ちているような感じがした。
しかし、手にしたと思った愛も次の瞬間には、それは僕の手の隙間から
流れ落ちた。 

僕は、本当に、バカだ。

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